的を射る


物事の要点をよくつかむ、という意味の言葉「的を射る」

「的を得る」ではないexclamation×2

「的を射る」は、矢が的をとらえる様子に由来。


不確かであいまいな記憶、という意味の言葉「うろ覚え」

「うる覚え」ではないexclamation

「うろ」とは、はっきりしない状態を表す言葉で「うつろ」が変化したものとも考えられている。

行き先のはっきりしない状態で歩き回ることを「うろうろする」
これも、うろ覚えと同じ語源を持つ。

「堪忍袋の緒が切れる」


「堪忍袋の緒が切れる」

堪忍袋とは、人の心の中にある「我慢をためる袋」
その袋のひもが切れるほど、我慢がふくれあがり爆発することを表している。

その場限りの突発的な怒りの場合は用いないパンチ

「ならぬ堪忍するが堪忍」

我慢できないことでも、こらえて許すことが、本当の我慢だという教え。
昔の人は我慢を美徳とし、大抵のことは時が過ぎれば何でもなくなり、爆発させるのは危険だと考えた。

「堪忍してください」
怒らないで許してほしい時や、出費の負担を許してもらう時にも用いる。

「義(ぎ)を見てせざるは勇(ゆう)なきなり」


「義を見てせざるは勇なきなり」

人として当然行うべき正しいことだと知りながら行動しないのは、その人に真の勇気がないからだ、という戒め。

出典は中国の思想家・孔子の書「論語」

孔子の教えは、後に「儒教」となる。
「義」とは、儒教で「人としてなすべき正しい行為」

「義」を、「利害を考えず人々のために尽くす」として
義援金や、義士(正しい道を守る人)、義務、義理・・などの熟語がある。

ちなみに、義士は、赤穂義士が有名。

潮時・煮詰まる

議論の場などでよく使われる「煮詰まる」

議論が行き詰まり結論が出ない状態、ではないパンチ

時間をかけて煮物を煮詰めていくと良い味が出ることから「充分に検討され結論が出る」と、良い意味で使うべき言葉。

「引き際」という意味で、良く間違った使われ方をされるのが「潮時」
潮時とは、物事を行うのにちょうど良い時、を表す言葉。

潮時は、元々漁師の間で使われていた言葉で、潮の満ち干きの状態が最も漁に適している時間帯をいう。

なぜ反対の意味で誤解されることが多いのか?

それは、引退や撤退、別れ・・など辛い決断をするタイミングにちょうど良い時期「潮時」というケースばかりが増えたことによると思われる。

明るい・真っ赤

「明るい」の反対語は「暗い」

明るいという言葉から生まれた色が、夜明けの空の明るさを表す「赤」
暗いという言葉から生まれた色は、闇の暗さを表す「黒」

「真っ赤」の反対語は「真っ青」

かつて赤は、朱色や橙、ピンクを含む暖色系の総称。
青は今でも、信号機の緑色を「青信号」と呼ぶように、緑や紫、藍色を含む寒色系の総称。
そのため、真っ赤(暖色系)と真っ青(寒色系)は、対になるとされてきた。

ちなみに赤の反対語が、特例的に「黒」となる場合もある。

お金の収支として使われる時の「赤字」と「黒字」

なぜ、プラスを黒字、マイナスを赤字と表記するかというと、大正時代の商人の習慣に由来。
手書きで帳簿をつけていた時代、儲けは黒い墨、損は赤い墨、で記入する習慣があった。

毒と薬・気の毒といい気味

「毒」の反対語は「薬」

「毒にも薬にもならない」という慣用句があるように、毒は害、薬は役立つものを意味することから、「毒」の反対語は「薬」になる。

心や気持ちの毒になることを意味する「気の毒」の反対語は「いい気味」

気の毒とは、相手の苦痛や不幸をかわいそうに思うこと。
いい気味とは、相手の苦痛や不幸を喜び愉快に思うこと。

反対語

「集中」の反対語は「分散」
分散とは、人や物事が分かれて散らばること。

江戸時代には「分散」が、「自己破産」という意味で使われていた。
自己破産すると、財産を売リ払い債権者にお金を分けることになる。


「熱中」の反対語は「退屈」
退屈とは、何もすることがなく暇を持て余すこと、
     物事に飽きたり嫌になること、を意味する。

修行の厳しさに負けた僧侶の心が、後(退)し (屈)してしまう様子から「退屈」となった。

月夜に釜(かま)を抜かれる

「月夜に釜を抜かれる」とは、油断きまわりないことのたとえ。

「抜かれる」は「盗まれる」

人気の目立つ明るい月夜だから盗む人はいないだろうと、釜を外に出しておいたらなくなっていた、ということ。

昔は、金属でできた釜や鍋は貴重品。
釜はご飯を炊くものなので、大事なものを代表する言葉となった。

穴があいたり壊れたりすると修理して使い、その修理業を「いかけ屋」といい、銅と亜鉛の合金を溶かして、穴を埋めたり継いだりした。

「月夜に釜を掘り出す」

これは、思いがけない幸運に巡り合うことのたとえ
このときの釜は「黄金の釜」

畑と利

ダイヤ野山があります。
そこに火をつけて燃やします。

ここから生まれた漢字は「畑」
(火をつけて燃えたことで、農地となった野山が「田」になる。)

ダイヤ人が稲刈りをしています。

稲刈りから生まれた漢字が「利」
(稲が「禾(のぎ)へん」に変化し、刃物が(りっとう)に変わる)

ちなみに、稲が簡単に刈れると作業がはかどることから「利」は「便利」に使われている。

また、刈り取った稲を売ると儲かることから「利益」の「利」にも使われている。

人の様子から生まれた漢字

ダイヤ人が横を向いて立っています。
隣にもう一人、横向きに立ちました。

この様子から生まれた漢字「比」
「比べる」という漢字は、人を比較する様子から生まれた。

ダイヤ人が二人、正面を向いて立っている様子から生まれた漢字「並」

「立」が二つ組み合わさった漢字で、皆が同じように立っていることを表している。
そのことから、並程度が普通であることを意味するようになった。

ダイヤ立っている人が逆さを向いた様子から生まれた漢字が「化」

人が姿を変え別の様子を見せている状態を意味している。